鳥達の過ごす木漏れ日のそのかすかなサラウンド・反古。耳をかすめた今、出された坦々汁を飲み干すとそこにはニルスの森が広がっていた。チャンス!家盛り!ガシンガシン、ポコシと型にはめては投げ捨てる多喜男。ロイドという事実を横に寝かせておくのはこれっきりにしておきたい彼の唯一の「堆肥文学」は電影少女並みの高軌道を描いた